約2,200棟(2021年1月時点)の自社設備の管理を通じて培った技術と経験をもとにマンション・ビル・工場など多様な施設の電気設備工事に対応しています。
高圧設備工事
Construction Of Power Receiving And
Transforming Facility
電気設備を長期的な視点で安全に維持していくためには、重要度に応じて適切に設備の更新をしていく必要があります。当社は自ら約2,200棟を超える受変電設備を保有し、設備管理・更新、電気保安を実施しております。自らの経験を踏まえてお客さまのご要望に応じた最適な設備更新計画をご提案させていただきます。
01 波及事故防止
GR付高圧交流負荷開閉器の設置
波及事故に至らないよう区分開閉器にはGR付高圧交流負荷開閉器の設置が有効です。お客さま高圧受電設備の設置場所や状況を踏まえて最適なご提案をいたします。

02 キュービクル部分改修
現況に合わせた更新提案
高圧電気設備の設置状況や使用状況、故障時のリスクを機器単位で考慮し、更新をご提案いたします。

03 キュービクル全改修
経済性と合理性を考慮した提案
改修対象設備の範囲や内容によっては経済性や合理性を考慮したうえで、キュービクルの全改修をご提案いたします。

設備更新計画の考え方
当社では設備単位で故障発生時のリスクを考慮し、お客さまと電気の安全性に対する意識をすり合わせ、最適な設備更新計画を提案します。

A 気中負荷開閉器 10年

波及事故防止の観点から極めて重要な設備です。特に屋外に設置された気中負荷開閉器は施設環境や使用状況により設置後10年以上経過した機器に故障が多くみられます。
B 高圧ケーブル 20年

気中負荷開閉器と同様に重要な設備で、経年により絶縁破壊に至ると波及事故を引き起こす可能性があり、復旧には多大な時間とコストを費やすリスクもあります。
- 機器名
- 更新推奨
- 用途
- 1 気中負荷開閉器 PAS
- 屋内15年 屋外10年
- お客さまの電器引込口に設置し、地絡事故(高圧の漏電)がおきた時に電気を止め、波及事故を防止する保護装置
- 2 高圧ケーブル
- 20年
- 高圧の電気を送る電線
- 3 真空遮断器 VCB
- 20年
- 保護継電器で検出した異常値にあわせ電気を遮断
- 4 地絡方向継電器 DGR
- 20年
- 地絡事故を検出するための装置
- 5 過電流継電器 OCR
- 20年
- 高圧の電路で発生した短絡事故や系統負荷が過負荷状態を検出し、動作する装置
- 6 高圧負荷開閉器 LBS
- 20年
- 電気の異常が発生した時に電気を遮断
- 7 断路器 DS
- 20年
- 点検や改修時に電気を停止するための装置
- 8 高圧カットアウト PC
- 20年
- 変圧器一次側に設置し、過負荷を保護する装置
- 9 直列リアクトル SR
- 20年
- コンデンサへの突入電流の抑制や高調波の拡大を防止
- 10 高圧進相コンデンサ SC
- 20年
- 電気設備全体の力率を改善
- 11 変圧器
- 25年
- 高圧の電気を100V・200Vに変換
- 12 配線用遮断器 MCCB
- 25年
- 低圧回路で過負荷や短絡が発生した時に電気を遮断
- 13 接地(アース)
- ー
- 高圧機器による感電等の災害防止用の装置
※①PAS、②高圧ケーブルは電気設備の中でも特に重要設備であり、事故防止のためには定期的な更新が求められます。
低圧工事 Construction Of Electrical Equipment
建物全体に影響する幹線改修工事から照明LED化、EV充電設備まで幅広くご提案ができます。

幹線改修工事
建物の長寿命化を考える上で、1度は実施が必要な工事です。豊富な施工経験を活かしたコスト・品質を両立したご提案をいたします。

EV充電設備
当社で開発した電気充電設備用アプリにより、設備の予約や通電のON/OFF、課金などのサービスも提供いたします。

低圧配電盤
各機器の状態を把握し、必要に応じて全改修や個別の機器の改修をなど最適なご提案をいたします。

照明LED 化
従来の照明をLED化することで、毎月の電気料金を抑えるとともに長寿命化による交換コスト低減にも期待できます。照明の設置状況、種類を確認の上、お客さまのニーズに沿った最適なご提案をいたします。

電力量計更新
当社では約180,000台の自社所有メーターを維持・管理しており、そのノウハウを基に品質・コストを兼ね備えた最適なご提案をいたします。
PCB含有検査 PCB Content Inspection
PCBは、不完全燃焼するとダイオキシン類を発生し、長期的に摂取した場合、様々な健康被害を引き起こすことから、現在は製造・輸入が禁止されています。PCBは、建物の電気室やキュービクル内にある変圧器、コンデンサなどの電気機器の絶縁油に含まれている可能性があります。

変圧器

コンデンサ
PCBが含まれる電気工作物は産業監督部への届出、適切な保管と報告、処分が電気事業法により義務付けられており、法令により処分期限が定められています。PCBが含まれる電気工作物を処分期限以内に処分しなかった場合、改善命令の対象や罰則の対象となる場合があります。
対応エリア Service Area
関東エリア
東京、神奈川、
千葉、埼玉
および周辺地域
関西エリア
大阪、兵庫、京都、
奈良、滋賀、和歌山
および周辺地域
阪 奈良 和歌山
※一部対応していない地域がございます。